カッパ　鍵屋の奮闘記！（キーボックス沖縄のブログ）

事務キャビネットの開錠依頼、
とある公民館からの依頼だ。


早速現場へ急行！
この公民館の館内、地域の憩いの場となっているようで、
近所の方々が、集ってお茶をしている様子。



私が開錠作業をしようとしたところ、
「鍵屋」が来た事を聞きつけた皆さん、
私の元に、ゾロゾロと群がってきた！
まるで「開錠ショー」が始まるかの如く・・・（汗


私の背中に、熱い無数の視線が注がれている・・・
な、なんだ？！今までに無いプレッシャーが私を襲う。


　「こ、これは、迅速に開錠しないとカッコ付かないかなぁ・・・？」


しかし、すぐに開けられるかどうかは、
作業に取り掛かるまで、わからない。
たかが事務キャビネットだが、ほんの数秒で開錠できるものもあれば、
意外と時間がかかってしまうものも中にはある。


別に格好を付ける必要も無いので、そんなに気にする事でも無いのだが、
これだけ人が集まってしまうと、サービス精神と言うか？
すぐに開錠しないといけない雰囲気が、何となく漂う・・・


実際、ピッキング作業と言うのは、防犯の観点から、
人に見られては行けない作業なので、そういう意味も込めて、


　「あのぉ・・・あんまり大勢に見られると緊張しちゃうのでぇ・・・」


と、冗談交じりに言ってみた。すると、皆さん素直に（残念そうに？）
そうだよね～、悪いよね～・・・って言って、解散してくれた。
内心、ちょっとホッとする私。。。





しかし、後ろの方で一瞬、ある２人の方の会話が聞こえた。


　　「なぁに、こんなのプロの鍵屋さんだったら、
　　　　　　　数秒で開けちゃうよって、見た事あるんだ・・・」

　　「へぇ～～っ、すごいねぇ、鍵屋さんって・・・」



　　私、心の中で静かに・・・
　　　「え゛ぇぇぇぇぇえっっ～！！」



暗黙のプレッシャーである。
ヤバイ、早く開錠せねば、ダメ鍵屋のレッテルを貼られてしまう！！！
今までに無いプレッシャーが私を襲う！（気にする必要も無いのに）


早く開いてくれよ、
祈る気持ちで、開錠作業に取りかかる。





















　　・・・・開かな～～～～い！（大泣）

















こんなはずじゃない、こんなはずじゃない、（汗
実はピンシリンダータイプは、ディスクシリンダーよりもちょっと苦手、
焦ればあせる程、ドツボにはまる。





隣でかすかに会話が聞こえる。


　　「開いた？」

　　「・・・ん～まだみたいね。」



　　私　「！！！！！！」


早く早く！！！
なんだ、このプレッシャーは？！！
そして、開錠道具を別のものに取り替えたところ、


　　ガチャッ！（開錠した音）


　　私　「開きましたよ～っ！」（速攻で）

なぜか？開錠に成功した事を、
一刻でも早く伝えなければならないかのように感じて、
思わず叫んでしまった。。。


あ～人間として、まだまだ青いね、俺って・・・（大泣）

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キーボックス沖縄
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