カッパ　鍵屋の奮闘記！（キーボックス沖縄のブログ）

鍵屋を初めて、約９ヶ月が過ぎた。


この仕事をはじめる前に勤めていた会社では、
サラリーマンとして、別の商売に携わっていた・・・
私が会社を辞める事になってしまったのも、
現在の矛盾した世の中の、歪んだ部分を痛感したからかもしれない。



そんな荒んだ世の中だが、

　　“世の中まだまだ捨てたもんじゃない！”


前の会社にいた頃から感じていたのが、
お客様に、つり銭を間違えて“多めに”渡してしまった時、
知らんプリすれば気づかれないものを、「間違えていますよ～」って、教えてくれて、
お金を返してくれる方が、結構多かった。
（この「結構多かった」というところがポイント）









昨日の夕方の話なのだが・・・

徒歩で２～３分の近所の病院の関係者らしい方から、
車の開錠の料金についてのお問い合わせがあった。
その病院の駐車場で、患者さんがお子さんを車に閉じ込めたままロックしてしまったらしい。
しかし、まだ患者さん本人は、鍵屋を依頼するつもりは無かったようで、
鍵を持っている身内に連絡をして、その到着を待っていたようだ。


子供が車内にいると言う事を聞いて、依頼されてはいないのだが、
近所なので、まずは様子をうかがいに現場に向かう事にした。


車の中では幼児（１歳程度）が泣いている。
夕方なので、もう辺りは暗く、車内で炎天下にさらされる心配は無いが、
身内の到着までは約１０分はかかるらしい・・・。
私としては泣いている子供を、あと１０分も待たせる事はできなかったので、
余計なお世話かも知れないとも思ったのだが、
料金とは関係無く、ご本人さんの了解をもらって開錠作業をさせてもらう事にした。
（子供が閉じ込められている → 誰だって助けてやろうとするであろう、当たり前の事をやったまで。）


運良く、すぐに開錠成功し、お子さんは無事に親の元へ～
私も次の予定があった事もあり、お礼もそこそこにその場を立ち去った。






そして、一夜明けて本日、（私は出張中で居なかったのだが）
そのご本人さんがご来店され、
「ぜひ受け取って下さい」「頂けません」と言うような、嫁との押し問答（？）の末、
お礼の開錠料の入った「封筒」を置いていかれたらしい。
（私が勝手に作業して、料金は要らないって言ったのに・・・）




赤の他人なのに、こんなにも恩義のある方々が
まだまだ沢山いらっしゃるんだな～って、しみじみ感じる。。。


　　“世の中まだまだ捨てたもんじゃない！”




　　　　　　　　　※　現金な話では無く、あくまでも恩義についての想いです・・・あしからず。
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キーボックス沖縄
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