カッパ　鍵屋の奮闘記！（キーボックス沖縄のブログ）

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夜のご依頼・・・
「車の鍵をなくした」との事で、
車の紛失キー製作のご依頼で出動。



現場は、宜野湾市志真志の某アパートの階下駐車場・・・
駐車場入口の梁が、作業車の屋根ギリギリまで迫っており、
傾斜もかかって、今にもぶつかりそう（泣）
乗ったり降りたり確認しながら、車を進める。





隙間、わずか3cm程度といったところか？・・・無事に梁の下を通過。
ハイルーフを買わなくて良かったと、本当に安堵する。



夜の階下駐車場は真っ暗闇な上、だだっ広い・・・
しかし何故か？この時間にしては、駐車している車が少ない。
恐らく、あの低い入口のためだろうか？
お客様のお車は、その一番奥に停めてあった。



「スズキ　ジムニー」真っ暗でよく見えない。
頭にヘッドランプを付けて作業を開始。
恐らくM371あたりか？と予想しながらブランクを突っ込むが・・・ハズレ。
それなら・・・と、M366を試すが、これもダメ。
エェッ？！！じゃ何なのぉ？！





鍵穴をのぞくと、片面タンブラーである。
調べると、恐らくM207である可能性が高い・・・・




　　　タラリ～～～（汗）



　　　そんなブランク何て、
　　　　　　　積んでいない・・・（泣）




焦る瞬間である。
今時（？）そんな若い番号のブランクの鍵作なんて、あるのか？？
現場での車の鍵製作で、キーブランクが無いと言う経験は、
今までで初めて・・・さて、どうする？？



取り合えず、車載しているキーブランクを
片っ端から突っ込んでみると、M295（← 訂正M297） がすんなり入る。
コレで試すしかない。



ドアシリンダーで読んだ段差をM297に削り込むと、
無事にキーが回った！・・・これはイケルかも？？
しかし、イグニッション側が回らない・・・
今度はイグをのぞいて、修正個所を探る。
なるほど、原因が判明・・・削り直しである。



修正後のキーで、無事にエンジンがかかった！
思わず安堵である。
後で調べると、M207とM297は互換性があるらしく、
車載していてラッキーであった。
・・・というか、滅多に出ないM297を積んでいた事さえ奇跡！






軽バンに車載できるブランクの量には限界がある・・・
どのブランクをどれだけ積むか？中々判断が難しいところ。
ブランクが無くて、今回は本当に焦ったが、適合ブランクがあって運が良かった。
改めて、互換ブランクを把握しておく必要性を実感。



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