カッパ　鍵屋の奮闘記！（キーボックス沖縄のブログ）

日曜日にも関わらず、午後から数件の仕事が入る。
やはり、しばらくは休日無しかな・・・？


一ヶ所「カギの交換をして欲しい」との事で、現場に向かう。
前の住人のカギで開かない様に、カギを組み替えて欲しいとの依頼。


早速、ドアを確認する・・・
一件何でも無さそうに見えるのだが、
ドアの横から見える、錠前部分が・・・グラグラ？？
よく見ると、錠前本体が、全く固定されておらず、
ドアの中で、宙ぶらりん状態になっていた！



通常は、上下に見える２本のビスで、ドアに固定されているはずなのだが、
このビスは見せかけだけで取り付けられており、
ドア側には、全く固定する場所を作っていないようだ。
しかも、何とボンドで固定していた形跡まである！

それだけでは無い
錠前を抜き出してみると、上下の隙間を埋め込むように
牛乳パックを切り取ったようなものが詰め込まれていた！






察するに・・・

以前、ここに付いていた錠前を交換する際に
この依頼を手がけた鍵屋は、この場所に合う在庫を持っていなかったため、
手持ちのやや小さめの錠前を、取り付けた。しかも、
それでもサイズが合わないから、
隙間をその辺にあったゴミを詰め込んで動かないようにした。
しかも、ネジの取り付け場所が合わないため、ボンドでくっつけておいた。
そして、それがバレないように、ネジだけはダミーで取り付けておいた。
（あくまでも、私の推察なのだが）


　　　・・・言葉が出ない・・・


こんな悪質な施工をする鍵屋がいるなんて・・・
ドアと錠前本体は、明らかに合わないもの。
代替の錠前を使用している時点で、素人が施工した物とは、考え難い。


どんな職人さんでもそうなのだが、
「見えないところに、どれだけの手間をかけるか？」が
本物の技術職人だと思う。たとえ、それが誰にも気付かれないとしても・・・。

しかし、この事例は論外！
悪質業者としか言いようが無い！

皆さんの錠前は大丈夫でしょうか？
今一度、ご確認を！