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2010年05月30日

折れ鍵抜き(宜野湾市宇地泊より)

近所で「鍵が折れて抜けない」との事で、早速出張。

折れ鍵抜き(宜野湾市宇地泊より)

玄関ドアの上下にある鍵のうちの一つが、
折れたキーが入ったまま、使えなくなってしまっていた。
中で引っかかってしまっているようなので、道具で引き抜くよりも、
分解した方が早いと判断。

ご近所なので、シリンダーのみを持ち帰って分解する。
案の定、中に入っていたキーは「合鍵」だった。

折れ鍵抜き(宜野湾市宇地泊より)


合鍵に使われている素材は、純正品に比べて軟らかい。
元々、削るために加工しやすい素材なのであるから、磨耗もする。
合鍵は消耗品と考えた方が良い。

今回の場合、磨耗したために回り辛くなってしまったキーを、
無理矢理回してしまったため、
キーに掘られた、深い山の部分に負荷がかかってしまい、
そこから折れてしまったものと考えられる。

折れ鍵抜き(宜野湾市宇地泊より)

特に、この「UR」と呼ばれるタイプは、高精度のため
キーの山が少しでも磨耗してしまうと、たちまち回らなくなってしまう
できる限り純正のキーを使うか、純正のブランクキー(削られていないキー)を
扱っている鍵屋で、合鍵を作る事をおすすめする。
(しかし、実際に純正ブランクを使用している店は、沖縄では数少ない)


特に、キーの「持ち手部分に近い側」に「深い山」が掘られたキーは
折れやすいので、注意が必要。
近年普及し続けている、「U9」についても同じ事が言える。
ホームセンター等でも、合鍵は作れるだろうが、
高精度なキーの合鍵ほど、できるだけ、
「素材にこだわった?」お店でご依頼される事が望ましい。
(あくまでも、私の考えだが・・・)



それにしても、今日は日曜日なのに、
めずらしく、ご来店されるお客様の多い事・・・
やはり、しばらくは週末も休めないなぁ。。。







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