カッパ　鍵屋の奮闘記！（キーボックス沖縄のブログ）

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決して、スピード違反をして、
キップを切られてしまったキーボックスカーの様子？・・・では無い（苦）





夜に警察署の方から、
とあるアパート入居者の安否確認のための、開錠依頼が入り、
その緊急出動の現場である。



現場には数台のパトカー・・・物々しい雰囲気。
身内の方が、どうしても連絡が取れなく通報されたらしい。



古いアパートの錠前は、何の事は無い、
ピンシリンダーの玉座錠である・・・すぐに開錠するだろう。
お巡りさんに囲まれながら作業するのは、コレで４度目か？
しかし、今回は狭い通路沿いに、ギャラリーがギッシリ・・・
さすがにプレッシャーがかかる。
早く開いてくれれば良いのだが・・・（汗）



ピッキングを始めるが・・・










　　　　開かな～～～～い（泣）








色々あれこれやってみる。
そして、やっと内筒が回転！・・・あれ？開かない？
開錠方向は合っていると思ったが？
そこで、器具を使って反転させる・・・開かない！！！何故（汗

　　後で分かったのだが、テールの連結部が、サビで磨耗していたために
　　ピッキングでは、うまく角芯が回っていなかったようである。
　　恐らく、少しキーを押し込み気味で、回る状態だったかのだろう。




ピッキング開錠を断念して、サムを攻める・・・
しかし、非常に硬い！全くビクともせず（泣）
先端で捉えているを感じるが、これ以上負荷をかけると
工具の方が折れてしまいそうである（大泣）



いつもなら、どうにか開錠するのだが、
こんな普通の玉座に、これだけ手こずる事になるなんて・・・・
しかも、沢山のお巡りさんに見守られた中で、
非常に立場が無い（大泣）



あまり待たせる訳にも行かないので、
了解をもらって、結局、破錠する事にした（苦）
あぁ・・・情けない・・・
しかし。錠前の調子も今ひとつだったし、
ショウガナイと言えば、ショウガナイのかもしれない。





破錠にて、無事に開錠。
お巡りさんが突入！・・・しかし・・・中に人影は無し。
しかし、警察にとっては、ココからは「行方不明人の捜査」と言う事になり、
車両の照合など、無線のやり取りがさらに慌しくなってきた様子。







　　　その数分後・・・






ご家族の方の携帯のベルが鳴る・・・
何と、行方不明のご本人からである！・・・どうやら本人は無事のようだ。
詳細は分からないが、事件にはならず、
ただのお騒がせと言う案件で片付きそうである。






お巡りさんの一人から漏れた一言が、印象的だった・・・



　　　「あぁ、やっぱりね・・・」



このような通報は、恐らく沢山あるのだろう・・・
その度に、こんなに沢山の捜査員の方々が動いているなんて、
本当にご苦労様である。




とにかく、今回は何事も無くて良かった。


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