カッパ　鍵屋の奮闘記！（キーボックス沖縄のブログ）

お得意様の不動産屋さんからのご依頼で、
某アパートの鍵交換に来ている。



ココは、自然に恵まれた、緑一杯の場所。
おおきなガジュマルの木漏れ日の射すアパート。
こんな素敵な場所で暮らせたら、
どんなに気持ち良いだろうか・・・







　　　というのはタテマエで・・・






「自然」と言えば、聞こえがキレイだが、
「しげみ」とか「ヤブ」と言ってしまえば、
そちらに近いのかな？？




まずはとにかく「蚊」が物凄く多い。



取り合えず、私が鍵交換の作業をしている間、
もの凄い数の蚊に襲われる。
さっさと作業を終わらせたいところだが、
振り払うだけで精一杯で、交換作業どころでは無い（泣）
それでも余裕で、１０ヶ所以上は刺されてしまった。



蚊って、飛びながら交尾するんだね。
しかも交尾の途中に、他の蚊が、そこに割って入ろうとしている模様・・・
メスの取り合いかな？？それともオスの取り合い？？
へぇ～・・・興味深い、めずらしい光景をカメラに収めようとしたが、
全くピントが合ってくれない・・・（汗）



ここの住人は、こんなに蚊が多かったら、
この熱い真夏日に、窓を開ける事さえできないだろう。
涼しそうな木陰にも見えるが、現実はキビシそう。







それだけでは無い。



この一面の通路や路上を、
すっかり、落ち葉が覆ってしまっていた。
その量は、半端なものでは無い。




通路の隅に固められた落ち葉。
恐らく誰かが掃き溜めたものと思われるが、
すっかり腐敗が始まっているようで、
醗酵臭が漂っている。




階下の路上では、
恐らくご近所の方と思われる、おばあちゃんが、
ひたすら竹ボウキで、落ち葉を掃き続けている。
どう見ても、彼女一人でとても掃除できる量では無い。



しかし、やらねばもっと溜まって行くから、
仕方なく掃いているのだろう。
キリの無い作業に、いつかどこかで区切りをつけるのだろうか・・・？




ﾑﾑﾑ・・・このような鍵屋の仕事を通して、
色んな現場に出向くが、
どんな環境の場所にでも、人間って、
それぞれの事情で住み着き、受け入れ、
生活しているんだなぁ・・・って、
妙に感心してしまう。



ほとんどは、「玄関前」だけの光景だが、
それだけでも、数々のドラマを感じずにはいられない。