カッパ　鍵屋の奮闘記！（キーボックス沖縄のブログ）

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「以前に交換した鍵が開かなくなった！」
との事・・・以前の記録を確認後、
現場へと急行する。



宜野湾市内の現場・・・
これも問題児のSL12引戸錠である。
確かに、表からも内側からも、ビクともしない（汗）





お客様は「新品交換したばかり」とおっしゃるが、
前回の当方の記録では、
「鍵がかけ辛い」という事で、新品交換を勧めたところ、
予算の都合で「修理で結構」と言う事になった場所（汗）



やはり、「引戸錠」のトラブルでは、
修理での対応はリスキーであった。今回のように
別のトラブルが起こる可能性が高いので、
やはり、できるだけ修理対応はすべきではない・・・



開錠作業・・・
いつものように、チリ隙間から攻めるが、
全く鎌が動かない・・・マグネットを疑うが、
どうやら仕様では無い模様・・・何で開かない？？



全く途方に暮れ、破錠を考える・・・
その前に再度、色んな方向から観察。
すると、ある事に気付く。





わずかだが、
サムターンがちょっと傾いていないか？？
大変分り辛いが、下側が微妙に、
手前に寄っているように見える。



　　まさか・・・・



試しに、叩いたり引っ張ったりすると・・・





内側が、スッポリ抜けてしまった！！
同時に、めでたく開錠である・・・（冷汗）



故障原因は、フロント部分のビスが、
２ヶ所とも外れてしまっていたためであった。
後で調べると、扉のレールにビスが２本落ちていた。





鎌デッドが歪んでいた事から察するに、
デッドが吐出した状態で、扉を操作した事で、
扉枠が飛び出たデッドに激突し、
そのショックで、だんだんネジが緩んでいったもの
・・・では無かろうか？？（推測）



このような、故障のケースは初めて（汗）
さすがに今回は、新品交換する事になり、
SL12のマグネット式トリガー仕様で対応する事になった。



やはり・・・場当たり的な「引戸錠の修理」は、
オススメではない。お客様にも、
リスクを充分理解してもらうべきである。


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